個人的な日記

個人的な日記です。

開封後はお早めに

好きの反対は無関心、嫌いな人間のことは考えなければ良い。
頭でそう分かっていてもそうは行かないのが人間のさがか。

さほどやり取りがない人間に少し嫌いなところがあったとして、会っていない間にその部分だけが抽出、また増幅され気がついたら心のビーカーが憎悪で溢れてしまう。
実際に会ってしまえばなんてことは無い、普通に会話も出来るし相手には相手の苦労があることを瞬時に理解したりもする。

例えそれが肉親であっても、それは変わらない。
コロナを理由に心配している振りをして実家に帰らなくて良いことを都合が良いと思っている。

そして私は多分実家に帰りたくないのを逆手に取られ会社に退職時期を延ばされている。兎に角会社員を辞めたくて堪らない、こんなことなら1度実家に帰ってでもすぐさま辞めてしまえば良かったと思う反面、実家に帰らず新しい賃貸住宅で暮らしていることを心底良かったとも思っている。

私の居場所は私にしかない。


私の心の冷凍庫はうまく冷えない。
思い出したくない思い出を冷凍しているつもりでもいつの間にか解凍され生臭く異臭を放っている。


浅いオタクである私にはあまり心理的地雷というものは無い。
母は、私の乾燥した大地の一辺倒には存在しない、通常なら踏むことのないような複雑な位置にある地雷を踏み抜くのを得意としている。

6年前に踏み抜かれた大きな大きな地雷があったその場所は、一生消えない爆心地となってケロイドにすらならないぐちゃぐちゃな地面をもうそれでいいやと諦めるまでに3年がかかった。そしてそのまま冷凍庫に仕舞っている。

あの日の狭いビジネスホテルで貴女と2人でいた苦しみを思い出して辛いから出来れば狭い私の賃貸住宅に泊まりに来たいなんて言わないで欲しいなんて言えないからずっと庫内温度は高い儘。

どうして私が貴女からの連絡に3回にいっぺんくらいしか返せないのか説明したら泣いちゃうだろうなと思って何も言えないからお互いに苦しい膠着状態がこのままずっと死ぬまで続きそう


7歳の時から話を聞いてほしいって思いながら私はそこで
おかあさんにはなしをするときは
ほんとうにだいじでじゅうようなことだけを
はなさないといけないんだ
と心得てしまったのであなたにどうでもいい話をされるとフリーズしてしまう、20年以上かけて仕返しをしているつもりは無いのに結果そうなってしまっている


嫌な思い出ばっかりが何度も何度もリフレインしてきっと親になんか助けて貰ったことの方が何倍も多い筈なのに、なんと子とは薄情なものか。


良く冷える冷凍庫が欲しい
暖かく燃やすことはとうに諦めてしまっているから